避妊・去勢手術をはじめ胆嚢切除、胃切開、腸切除、肺腫瘍切除、膀胱切開、肝葉切除、耳道切除、動脈管開存、各種腫瘍の摘出など様々な手術に対応致します。
そのために血管をシーリングする特殊な電気メス、胆嚢切除などの機器を取り入れております。
また疼痛管理に力を入れており、手術の際の疼痛を抑えることで全身麻酔薬の使用量を大幅に減量でき、また動物に与えるストレスも軽減できるため積極的に鎮痛薬を使用しております。
去勢・避妊手術内容
犬猫ともに、去勢の場合は精巣を摘出し、避妊手術では若齢の場合、卵巣のみの摘出を行います。
去勢・避妊手術では一般的に、手術過程において血管を縛るため 縫合糸を使用しますが、ドルフィンアニマルホスピタルでは血管結紮の際に縫合糸を使用しない、血管シーリングシステムを導入しています。
特にミニチュアダックスフンドなど一部の犬種は、体内に残った糸が原因でアレルギー反応を起こす可能性もありますので、ペットたちの体への負担を軽減できます。
犬の場合
去勢・避妊手術の適切な時期
勢・避妊手術ともに生後から、生後半年頃に手術を行うことをおすすめしています。女の子の場合は、初回発情を迎える前に避妊手術しておくと良いでしょう。
初回発情を迎える前の避妊手術ではホルモンに関連した乳腺腫瘍をほぼ予防出来るのに対し、3回目の発情を経過しての避妊手術の場合は乳腺腫瘍の予防の効果が7割程度に留まると言われています。
若齢の場合、成犬になってからでも、乳腺腫瘍だけでなく子宮蓄膿症の予防に避妊手術が適用されます。
去勢・避妊手術の所要時間
麻酔導入から消毒を含めた手術時間の目安は、
去勢は30分以内、
避妊は約1時間以内で終了
します。
通常、手術の際は午前中に来院していただき、検査を行い12時30分~16時の間に手術を行いますので、ほぼ終日かかるとお考えください。去勢・避妊ともに、基本的に当日お帰りいただけます。
猫の場合
去勢・避妊手術の所要時間
生まれた時期や個体差もありその子によって時期に幅がありますが、概ね生後5、6ヶ月頃の初回発情を迎える前に避妊手術をしておくと良いでしょう。去勢手術は生後半年を目安に行っておきましょう。
去勢・避妊手術の所要時間
麻酔導入から消毒を含めた手術時間の目安は、
去勢は15分以内、
避妊は30分以内で終了
します。
通常、手術の際は午前中に来院していただき、検査を行い12時30分~16時の間に手術を行いますので、ほぼ終日かかるとお考えください。去勢・避妊ともに、基本的に当日お帰りいただけます。
去勢・避妊手術をしない場合のリスク
去勢をしない場合は精巣腫瘍・前立腺肥大・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア、避妊手術をしない場合は子宮蓄膿症や乳腺腫瘍などの病気になるリスクが増します。また病気を引き起こすほかにも、普段の生活でストレスがたまりやすくなりますので、手術をおすすめしています。